移住体験談5

「木の里農園」経営

布施ふせ大樹だいきさん

PERSONAL DATA
  • 東京都豊島区出身
  • Iターン型
  • 職業:「木の里農園」経営
  • 常陸太田市在住

移住した茨城の地で、こだわりの農業に取り組む

農業がやりたい!裸一貫で飛び込んだ農業の世界

常陸太田市(旧里美村)の家族経営農場「木の里農園」。代表の布施大樹さんが就農を決意したのは大学生のときでした。大学では林業を専攻していた布施さん。机上で勉強することの有用性に疑問を感じ、すぐに現場に出て学びたいと考えます。そこで、大学2年生の終わりに沖縄へ渡り、サトウキビ刈りの仕事に従事。現地で農業を営む人々の伸び伸びとした生活を羨ましく感じるとともに、「その土地に住む人を豊かにする農業を仕事にしたい!」という思いを抱きます。大学卒業後には栃木で住み込みの農業修行を開始。就職してお金を稼いでから…。という考えもありましたが、就農への強い気持ちが抑えきれず、裸一貫で農業の世界に飛び込みました。

布施 大樹さん

移住した茨城は農業に最適な所だった

約3年半の修行を終え、1.5tトラックに荷物を積んで茨城へ移住したのは、布施さんが27歳のとき。父が茨城に住居を構えていたことが移住の決め手となりましたが、農業に最適な土壌の豊かさには舌を巻いたそうです。「一年中露地栽培で野菜が採れるし、こんなにも作物が作りやすい土地は他にないと思います」と布施さんは話します。しかし、美味しい野菜を作っても販売につながらなければ農業経営は成り立ちません。加えて旧里美村は限界集落。決して経営が容易な場所ではありません。土地の自然を最大限に生かせる有機農業へのこだわりと、旬野菜のつめ合わせを宅配する「野菜ボックス」。2つを主な武器に、木の里農園の農業奮闘記が始まりました。

布施 大樹さん2

農業経営の秘訣は明確なビジョン

数千枚のチラシを撒いたり、バスを待っている主婦たちに声をかけたり…。布施さんの地道な営業活動により、徐々に口コミで「木の里農園の美味しい野菜」の評判は広がって行きました。「販売や営農の計画をしっかりと立てること、どれくらいの収入を得て、どんな暮らしがしたいかイメージを持つことが大切」と語る布施さん。その行動力と明確なイメージを持って取り組む姿勢こそが、茨城での就農に成功した理由かもしれません。「もっと生産性を上げて、たくさんの人に木の里農園の野菜を食べて貰いたい。その中で地元の人も働ける職場にしたい」と、今後のビジョンも明確に定めています。木の里農園のひたむきな日々は、これからも続きます。

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