笠間陶芸大学校

 

移住者を応援する、笠間市の取組み

移住者の受け入れに力を入れている笠間市。そのための支援制度や取組みも実に充実しているそう。聞くところによると、陶芸大学校の生徒たちが「学び」「巣立つ」ための後押しも行政として積極的に取組んでいるといいます。ここでは、笠間における市街地活性化や、移住者受け入れなどを担当する「まちづくり推進課」にお邪魔して、移住・定住などに対しての支援制度やその利用状況などについて伺いました。

 

「まちづくり推進課」川又主査(左)と森係長(右)

「まちづくり推進課」川又主査(左)と森係長(右)

 

まず笠間を知ってもらうこと。
そして、見に来てもらうこと!

今回は「まちづくり推進課」の川又主査と森係長のお二人に話を伺いました。移住者に対する取組みは、いくつかの段階に分けられるといいます。まず「笠間市に興味を持ってもらうこと」と川又さん。これは「移住」「二地域居住」に興味を持っているが、居住場所については決まっていない人たちに向けた働きかけになるそう。笠間の良さ、特徴などをPRすることが中心となり「インターネットを利用して動画を流したり、移住体験ツアーを企画しています」と森さん。実は、今回の特集で「陶芸大学校」の新入生として紹介している矢次さんも、今年2月におこなわれたツアーの参加者。「15人募集して参加者は8名でした」と森さん。ツアーから3ヶ月たった現在、参加者のうち「陶芸大学校」に入学した矢次さんご夫婦を含めて、40代~60代の家族3組は何らかの形で笠間市に引っ越してきているといいます。「知ってもらうための体験ツアー」にもかかわらず、結果的に「最後のひと押し」となっているのかもしれません。

 

見知らぬ土地で住まいを探す。
強い味方「空き家バンク」!

すでに笠間市への移住を計画している人に対して提供しているのが、空き家を利用し、一定期間笠間に住んで不安を払拭してもらうことを目的とした「かさちょこHOUSE」。1週間から4週間の利用が可能で「移住後の仕事や住まいを探す拠点として使う人もいます」と、森さんは説明してくれました。
また、住まいを探している人に対しては「空き家バンク」という制度があるそう。市内の空き家所有者から申し込みを受けた物件情報を利用希望者に紹介するのだといいます。物件情報は、笠間市のホームページの「空家ナビ」で検索することができます。実際に、購入または賃貸することが決まれば、その費用に対して予算範囲内で一定の補助金が支給されることになるのだとか。
「この情報を活用して家探しをした」陶芸大学校の生徒や講師の先生もおり、移住を考えるなら、まず知っておきたい情報といえそうです。

「陶芸大学校」の学生限定のものまである!
笠間は全力で若い陶芸作家を応援する

笠間市には「陶芸作家の卵たちへの補助金制度があります」と川又さん。これは、大学校に在籍している学生に限定して家賃の補助をしたり、修了3年未満の卒業生に対して、窯やろくろなどの設備購入に必要な費用の補助をする制度で「笠間焼産地後継者育成補助金」というそう。
また、新規に創業を考えている陶芸作家や他地域からの転入を希望している陶芸作家に対して、設備購入や工房の制作施設修繕費用への補助金制度もあるといいます。また、大学校を修了した卒業生を雇うことで、雇い主である陶芸作家の「雇用に要する費用」に対しての補助もあるそう。
これらは、すべて「笠間焼の後継者として定住して欲しい!という姿勢の表れです」と川又さん。様々なものに守られ、まっすぐに目標に向かってゆく。笠間には、創作に集中できる環境か整っている。今回の取材で、改めてそう感じました。

制度・補助金に関する詳しいお問合せは、笠間市役所各担当課まで。【笠間市役所:TEL 0296-77-1101(代表)】

  • 移住体験施設「かさちょこHOUSE」/都市建設部 まちづくり推進課
  • 笠間市「空き家バンク」制度/都市建設部 都市計画課
  • 笠間焼産地後継者育成補助金/産業経済部 商工観光課