里山のある街で暮らす

石岡市

里山のある街で暮らす

石岡市

石岡市在住 Fさん

猫と暮らす40代のご夫婦。高知県生まれのご主人は、東京のコンサルティング会社に勤めています。3年前から東京都港区と石岡市で二拠点生活をしていましたが、テレワークの導入を機に生活拠点を石岡市に移されました。2020年3月に中古の戸建住宅を購入し、その年の7月から新しい暮らしをスタート。現在はテレワークが中心で、東京には数カ月に1回出社されています。

気軽な引っ越し感覚での移住

石岡市との出会いはお祭りがきっかけです。関東三大祭のひとつ、常陸國總社宮例大祭(石岡市のお祭り)を知り、訪れました。3日間にわたり開催され、何台もの大きな山車や幌獅子がお囃子とともに街を練り歩く。毎年50万人の来訪者を魅了する、人々の熱量とその圧倒的なスケールに驚き、感動しました。文化や歴史の重み、地元の人々の誇りを強く感じました。

街の空気感も好きだったので、イベントの有無に関わらず気の向いた時に何度か遊びに来ているうちに、石岡市に住んでみたいと移住を決意。「移住」というとイコール「永住」のようなハードルの高い感じもしますが、それほど大袈裟なことではなく、ただ気に入った街に引っ越すという感覚でした。都内まで電車で60~90分という距離も、気軽な引っ越し感覚を後押しする要因でした。

住み続けたいと思う家との出会い

今の住まいは敷地面積220坪、築50年の4LDK平屋一戸建てです。周辺環境、土地や庭、間取りや内装、なにより家全体の趣。私たちの理想を体現した日本家屋でした。終の棲家と思える家と出会えたのは本当に幸運だったと思います。外壁塗装や壁紙、一部床材の張り替え等、最低限の改修は行いましたが、それらを含めても都内では考えられない価格で購入しました。

都内との二拠点生活をしていた頃、石岡市では賃貸のテラスハウスに住みつつ、のんびりと戸建住宅を探していました。以前からアンティークの家具を好んで集めていたので、それらの雰囲気に合う中古物件を中心に見ていました。

アーティストである妻の絵や立体作品のほか、アートフェア、アンティークショップ、骨董市で出会ったものに囲まれています。ギャラリーのような家に暮らすのが理想です。別宅もあり、今後は妻のアトリエや、友人を招いた際サロンとしても活用したいと思っています。

季節がめぐる楽しみ

庭の手入れや家庭菜園、縁側からの朝焼け夕焼けの空や月見、雨天には水の波紋と雨音。以前より自然との距離がとても近く、ずいぶん草木や野鳥にも詳しくなりました。生活のなかに季節のめぐりが溶け込んでいる喜びを日々感じています。
四季折々、新鮮な野菜や果物を得られることも大きな喜びのひとつです。直売所には地元ならではのものや、珍しい外国原産のものまで、豊富な食物が並びます。また、ご近所さんや知人から、採れたて野菜のお裾分けもあり、人と人とのつながりの温かさとありがたみを実感します。

古民家カフェから広がる交流

茨城県は地域によって特色が大きく異なることも魅力です。湖、海、川、平野、山。それぞれの土地に文化があり、歴史があります。石岡市からは県内どこに行くにものんびり日帰りでき、あまり知られていない、歴史的遺跡や神社仏閣、植物園や公園、水族館、博物館。美術館も茨城県近代美術館、笠間日動美術館、茨城県天心記念五浦美術館などがあり、まったく飽きません。温泉めぐりも趣味のひとつで、県内各地に泉質の異なる大小様々な施設があり、足をのばしています。

市内の古民家カフェ「BookCafeえんじゅ」では、定期的にトークサロンや演奏会が開催されています。トークサロンでは、近隣の様々な分野の専門家を講師として招き、興味深いお話しやディスカッションが繰り広げられます。今まで知ることのなかった世界を垣間見ることは、非常に刺激的で豊かな時間です。ここをきっかけに地域の知り合いが増え、交流が広がっています。

大切なのは土地との相性

移住先を選ぶ際は、土地との相性を感じ、その直感を信じることが大切だと思います。そのためには、イベント時だけでなく、何もない時にも訪れてみることをオススメします。また、観光地だけでなく、田園や中心街、直売所など何とはない場所にも。自然、歴史、文化、人々の営みが織りなすその土地の特性と、自分がどれだけ響き合うか、その相性こそが長く住む上で重要だと思っています。

折に触れて訪れる場所に舟塚山古墳があります。その小高い丘の上に立ち、この土地が育んだ物語に思いを馳せながら周囲を眺めるのが好きです。昔からのつながりの先に今があると実感します。自然や歴史、文化があり、その上で生きている人々。その一人ひとりが語り部となって、その土地独自の物語を紡いでいく所にとても惹かれますし、自分も地域の語り部として、これから紡いでいけるといいですね。

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市の担当職員が伝える

ホントの住み心地ポイント

市の担当職員が伝える

ホントの住み心地ポイント

特急も止まって東京へ出やすい。
補助金もあります!

「いやぁどうも」で何でも通じ合えるコミュニケーション

日本の里100選に選ばれた景色とおいしい果物が自慢です

「石岡市」とは

石岡市は東京から約70kmの距離にあり、茨城県のほぼ中央に位置しています。
かつて常陸国の中心地として栄え、商業都市として発展してきた地。筑波山系の良質な地下水と温暖な気候の恵みを受けて、年間約80種類の野菜や果物が栽培されています。西部には「にほんの里100選」に選ばれた田園風景が広がり、東京から特急電車で約60分という立地の良さにありながら豊かな自然を感じられます。

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