【平成31年度 Camp in参加企業プロジェクトレポート】 fascinate株式会社 プロジェクトレポート
合宿プログラム大枠
【1日目】
13:00 筑波山口集合
13:30 筑波山神社参拝
14:30 チェックイン(旧小林邸「人時」)
15:00 オリエンテーション
15:30 2019年の振り返り
16:30 全体共有
18:30 温泉(筑波山ホテル 青木屋)
19:30 懇親会
21:00 1日目の振り返り
24:00 就寝
【2日目】
8:00 起床・朝食
9:00 2020年に向けた抱負の言語化
11:00 全体共有
12:00 ランチ(CAFE日升庵)
13:00 2日間の振り返り
14:00 解散
「東京からのアクセスがよくて自然に囲まれた環境で合宿がしたい」というfascinateの但馬代表取締役社長からの要望により筑波山で合宿を開催しました。受け入れ先は筑波山口でCAFE日升庵を経営し、古民家を改装したゲストハウス「人時(ひととき)」を近日オープンする株式会社GoUp。
参加者はfascinateから2名と、fascinateと一緒に仕事をすることも多い個人事業主5名での合同合宿となりました。日頃協力してくれる仲間たちと一緒にfascinateの2020年のビジョンやアクションを整理するための合宿です。
1日目
古民家ゲストハウスとしてオープン予定の「人時」は、築125年の建物。GoUpの野堀代表取締役から「一つずつみんなと一緒に改装していく」という想いとともに敷地内を案内いただきながら、見学をしました。参加者は、その敷地の広さだけではなく、歴史がある建物の造りに興味深々。近代的な建物ではなく、どこか懐かしい風景の中で時間を過ごすことで、参加者達は一気に筑波山の魅力に引き付けられていきました。
まずはじめに、合宿発起人の但馬さんから2日間の過ごし方について説明がありました。印象的だったのは、主な時間軸だけを示して、具体的な進め方は「こうやります」という押し付けではなく、「どうしたらいいかな?」と参加者に質問しながら決めていったこと。何人かの意見を聞いて、「いいね!じゃそうしよっか」と軽やかに場の雰囲気をつくっていきます。
今回の合宿のテーマは「2日間で自分の言葉を見つけること」。
参加者達はそのテーマを達成できるかどうか不安気な様子でありましたが、ペアになって1年間の振り返りをはじめていきました。
日頃から顔を合わせている仲間同士とはいえ、これまで取り組んできたことの背景や、個々で大事にしていた想いに関しては意外と知らないことも多く、改めて丁寧な自己紹介やインタビューをしながら振り返りを行っていきました。
中には、なかなか自分の言葉が見つからないペアもいましたが、その場合は一旦ペアを別れて一人で内省し、個人で「何が重要だったか」の整理をしていきました。その内省を後押ししたのは自然豊かな筑波山。天気が良く筑波山から見下ろせる関東平野を目の前に、時折視線を外に向け深く呼吸をしながら自分の言葉を探していく参加者が印象的でした。
振り返りを終えて全体共有したあとは、夕飯を一緒に作り、居間で乾杯。真面目な話と笑い話が混じり合いながら、それぞれ今考えていることを共有していきました。
興味深かったのは、「自分を◯◯に例えると何か」というディスカッション。例えば「鍋の具に例えると何か」「身体のパーツで例えると、自分の役割は何か」といった、メタファーで自分を表現するというもの。なぜその答えなのかを説明する度に、その人らしさや、今の状況を表しているようで、日中には聞けなかった各々の哲学を感じることができたようでした。
2日目
朝方は冷え込みが厳しかったですが、空は晴れやかに広がる筑波山。朝陽と澄んだ空気で参加者は目を覚まします。
清々しい気分で朝食をとった後、2020年に挑戦したいことを各自で整理していきました。前日に、他の参加者の考えや仕事に対する想いを共有していたためか、1日目とは異なる視点で内省が進んでいる様子でした。
合宿のテーマである「2日間で自分の言葉を見つけること」を意識しながら、人によっては絵や図を見せながら、未完成ながらも一人ひとりが抱負を言葉で表現していきました。参加者同士で言語化をサポートし合いながら、その人らしい言葉を見つけていきます。このワークは、普段企業のチームビルディングやビジョン形成のサポートを行うfascinateならではのやり方です。
全員で2日間の感想共有を終えた後は、CAFE日升庵へ移動。最近設置されたばかりのウッドデッキで、野堀さんから筑波山の利用客の変化や地域課題について説明があり、その解決策についてもディスカッションを行いました。
そして最後は、筑波山の景色を楽しみながら、CAFE日升庵おススメのボリューム満点でジューシーなハンバーガーを堪能して合宿は終了しました。
東京から近く自然豊かな茨城で、五感をフルに刺激しながら自分と向き合い、仲間との共通認識を深めていった今回の合宿。実施企業も受入企業も大満足の結果となりました。