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地域おこし協力隊 Cooperation team

地域おこし協力隊とは
「地域おこし協力隊」とは、人口減少や高齢化等の進行が著しい地方において、地域外の人材を積極的に受け入れ、地域協力活動を行ってもらい、その定住・定着を図ることで、意欲ある都市住民のニーズに応えながら、地域力の維持・強化を図っていくことを目的とした制度です。
茨城県内の「地域おこし協力隊」
茨城県では、県内20以上の自治体で、70名を超える地域おこし協力隊員が活動しています。その中の一部の隊員の活動をこちらで紹介します。
大子町 石原 颯人さん
【活動内容】
大子町左貫地区の古民家「旧吉成邸」を活用する事業の立ち上げや、これに関連して森林セラピーやワーケーションの支援を行なっております。「旧吉成邸」は現在、レストランを備えた宿泊施設として整備を進めていて、事業化に向け、地域の生産者の方々などとのつながりづくりに努めています。
【協力隊になったきっかけ】
茨城県に来る前には、三重県に4年ほど住んでいたのですが、住んでいた地域の祭りの存続が危ぶまれる騒動になることがありました。その際、悲しく思うと同時に、土地の文化が愛着を生む一つの要素になっていることに気付かされ、そのような地域の文化の保存に役立てる人になれるよう、地域活性に関心を抱きました。前職の関係でひたちなか市に住んでいたところ、大子町の案件を知り、携わってみようと思い至った次第です。
八千代町 古谷 裕樹さん
【活動内容】
町内梨農家(JA梨部会)における農業研修。梨農家や梨の生産者組合等の支援を受けて、梨の栽培技術を学び、梨農家として新規就農を目指す。
【協力隊になったきっかけ】
私は、学生時代に果樹栽培や自然環境保全について学び、卒業後は農業法人で果樹栽培を経験しました。その中でいつか自分の畑を持って経営をし、自分が育てた作物で食べてくれる人を笑顔にしたいという思いを強く持ちました。
自分一人で最初から農業を始めるというのはとてもハードルが高く、その土地の名産品を地域の農家さんに直接栽培方法を教えてもらい、自分もその一員となって担っていくということに惹かれ、八千代町の地域おこし協力隊へ応募しました。
「地域おこし協力隊」募集情報
水戸市
- 募集人数
- 1名
- 応募期限
- 令和7年9月30日(火)まで
まちといなか、いいとこどりの街「水戸市」
水戸市における若い世代の移住・定住を促進するため、地域の事業者や地域で活躍するプレイヤー等との密接な連携のもと、移住検討者や市内の若者等と地域の間をつなぐ新たな役割を担うとともに、自ら施策の企画・運営を行う「水戸市地域おこし協力隊(水戸暮らしコーディネーター)」を募集します。
オンライン事前説明会やカジュアル面談も実施いたしますので、詳細は以下を御確認ください。
大洗町
- 募集人数
- 1名
- 応募期限
- 令和7年4月30日(水)必着
茨城県随一の観光地である大洗町で、観光名所などの情報発信や旅行プランの企画・開発や町の観光の発展に資する取り組みを企画・活動し、町の魅力を高めてくれる意欲ある方を募集いたします。是非ご検討ください。
※応募要領、応募方法等はホームページ(https://www.town.oarai.lg.jp/chouseijouhou/chiikiokoshikyoryokutai/27432/)でご確認ください。
桜川市
- 募集人数
- 1名
- 応募期限
- 令和7年(2025年)4月15日
桜川市は、豊かな自然環境や歴史的な文化財、美味しい特産品に恵まれたまちです。しかし、その魅力が外部に十分に伝わらず、多くの方々にとって「知られざる土地」となっています。観光誘致や地場産業の活性化を進めるうえで、まず「桜川市を知ってもらうこと」が重要な課題です。
近年では、SNSを活用した情報発信が注目されており、地域の魅力を発信するインフルエンサーの役割がますます重要になっています。そこで、「桜川市のローカルインフルエンサー」として地域の魅力を発信していただける方を募集します。
あなたの目線で桜川市の魅力を発掘し、日常の風景や地元の特産品、素敵な地域の人々をSNSを通じて広めていく―――そんな活動を通じて、地域の知名度向上や観光・移住促進に貢献してみませんか?さらに、3年間を通じて「地域密着型インフルエンサー」としてのキャリアを築き、活動終了後も桜川市での活躍を続けられるような仕組みを目指しています。
桜川市
- 募集人数
- 1名
- 応募期限
- 令和7年(2025年)8月22日
桜川市は、美しい自然と温かい人々が魅力のまちです。しかしながら、少子高齢化と人口減少という全国的な課題は、私たちのまちにも影響を及ぼしています。特に、若者が高校卒業後に市外へ進学し、そのまま戻らないという構造的な問題に直面しており、地域の活力を維持するためには「人」と「仕事」を繋げる仕組みが急務です。
現在、桜川市では1名の地域おこし協力隊員(移住支援コンシェルジュ)が、移住相談対応や体験ツアーの運営、移住者コミュニティの形成に取り組んでいます。活動を進めるなか、移住希望者からの相談や現地案内の機会が増えてきており、桜川市に対する関心が着実に高まってきています。このような流れを逃さないために、移住支援体制のさらなる強化が必要と考えています。
移住希望者が抱える不安や疑問に丁寧に寄り添うこと、地域内外との信頼関係を築くことが、移住支援の基盤となります。よりきめ細やかで、持続可能な移住支援体制をつくることが今後も目標です。あなたの視点と行動が、移住希望者の第一歩を後押しし、地域の未来を支える力となります。
地域の事業者と連携し、移住者の就労を支援するとともに、移住後も安心して暮らせるコミュニティづくりに、私たちと一緒に挑戦してみませんか?
県北地域
- 募集人数
- 若干名
- 応募期限
- 随時受付(応募状況により受付終了となる場合があります)
茨城県では、県北地域(※)において、首都圏等を中心とした地域外からの新しい視点で、県北地域の
地域資源の活用や地域課題の解決につながるビジネス等を起こし、その成果を地域に広く波及させること
ができる人材を起業型地域おこし協力隊(KENPOKU PROJECT E)(以下「協力隊」という。)として誘致し、
起業による地域経済の発展や雇用の創出に寄与することを目指しています。
※ 県北地域:日立市、常陸太田市、高萩市、北茨城市、常陸大宮市、大子町の6市
茨城県のサポート体制
茨城県では、県内で活動する隊員向けに各段階やニーズに合わせた学びの機会を用意しています。自治体担当職員向けの研修や、隊員OB・OGと連携したサポートなど、受入体制の構築に積極的に取り組んでいます。
隊員向け研修
初任者研修 | |
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概要 | 3年間活動していくうえで必須となる、基礎的な知識やスキルを身に付ける |
対象 | 概ね1年目の隊員 |
日程 | 令和7年5月8日(木) |
場所 | 水戸市民会館(水戸市) |
フィールドワーク+スキルアップ研修① | |
概要 | 卒業後、定住している隊員や地域事業者の元へ視察し、地域との関わりを体感することで、各隊員の学びにつなげる |
対象 | 全隊員 |
日程 | 令和7年7月8日(火)、9日(水) |
場所 | 県央・県北 |
フィールドワーク+スキルアップ研修② | |
概要 | 卒業後、定住している隊員や地域事業者の元へ視察し、地域との関わりを体感することで、各隊員の学びにつなげる |
対象 | 全隊員 |
日程 | 11月頃で調整中 |
場所 | 調整中 |
自治体職員向け研修
基礎編 | |
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概要 | 制度の基本概要について理解を深める |
対象 | 自治体職員 |
日程 | 令和7年5月8日(木) |
場所 | 水戸市民会館(水戸市) |
募集・設計研修 | |
概要 | 隊員の着任後のミスマッチを防ぐため、募集設計や手法等について学ぶ |
対象 | 自治体職員 |
日程 | 令和7年7月4日(金) |
場所 | トモス水戸(水戸市) |
その他相談対応等
地域おこし協力隊員とOBOG同士のコミュニティ形成(オンライン) | |
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概要 | Slackワークスペースにおいて現役隊員との交流を行うとともに、相談体制を構築 |
ヒアリング集会・交流会(オフライン) | |
概要 | 制度の理解を深め現場での対応力を高めるとともに、隊員の退任後を見据えた定住支援に積極的に取り組む主体的な行動力を養うこと、また、情報共有や意見交換を通じて現場が抱える課題を共有、解決を図ること 、隊員同士の繋がりをつくることを目的に実施する |
対象 | ヒアリング集会:自治体職員 交流会:全隊員 ※自治体職員の同席可 |
日程 | 県北エリア:7月23日(水) 1月22日(木) 県央エリア:7月31日(木) 1月30日(金) 鹿行エリア:8月6日(水) 2月5日(木) 県南エリア:8月7日(木) 2月6日(金) 県西エリア:7月30日(水) 1月29日(木) |
場所 | 各エリアごとに調整 |
相談窓口の設置 | |
概要 | 現役隊員及び各市町村担当職員を対象にした相談窓口を設置 <相談対応者> 協力隊OB・OG が中心となり活動している、「いばらき地域おこし協力隊サポーターズ」のメンバー <相談方法> メールやウェブ上の相談フォーム、チャットツール( Slack 等) 等 |
県内の金融機関による創業の支援 | |
概要 | 令和6年度に、茨城県と水戸信用金庫及び株式会社日本政策金融公庫水戸支店は、協定を締結し、県内で活動する協力隊の創業を支援し、協力隊任期終了後の県内定着を促進 |
いばらき地域おこし協力隊サポーターズ
現役隊員の活動充実や定住促進を図るため、県内協力隊OB ・ OG が中心となり、「いばらき地域おこし協力隊サポーターズ」が設立されました。
サポーターズが中心となって、研修の企画や運営を行っています。自身の活動や任期終了後の働き方・活動の継続方法など、気になることを相談することもできます。
代表
松崎 侑奈 さん 【鹿行エリア担当】
元鹿嶋市地域おこし協力隊。
協力隊期間中は制度活用一期生として3年間1人。そして毎年担当者が変わるという経験をしてきました。そんな中でもとても人に恵まれ、充実した3年間を過ごすことが出来ました。
活動内容は観光系の情報発信・デザイン・その他移住希望者案内や広域連携企画、イベント協力を行っていました。また、地域コーディネーター育成プログラムにも参加していました。
現在は鹿嶋市に定住し、コワーキング・コミュニティスペースみちくさ(合同会社えにしか)の運営、株式会社いろり代表、NPO法人鹿行地域おこしLab.に所属しています。
HP(コワーキング・コミュニティスペースみちくさ)
https://kashima-michikusa.jp/
副代表
松原 功さん 【県北エリア担当】
元常陸大宮市地域おこし協力隊。
協力隊としては、市内の森林を複合的に活用し、林業だけにとらわれない多様な森づくりと6次産業化を目標とした間伐体験等を実施。また、イノシシをはじめとする鳥獣被害対策を考慮した、くくり罠づくり体験等の狩猟関連イベントを開催していました。
退任後は、茨城県県北地域おこし協力隊のマネジメント業務に4年間携わり、隊員の活動支援、プロジェクト推進、自治体との調整を担うとともに、ウェブサイト制作の経験を活かした情報発信の支援も行っています。
また、猟友会常陸大宮支部の事務局やひたちおおみや放送局Keydecke(地域放送局)の活動にも取り組み、茨城の暮らしを楽しんでいます。
木材やイノシシなどの里山資源に対する取組・自然体験系イベントの企画運営・関係性構築(地域・行政・パートナー)などに関する分野でサポートができます。
「やってみたい!」の気持ちや「どう生きていきたいか?」の想いに寄り添えるサポートができればと思っています。
HP(KOPUTA PUUTA)
https://koputapuuta.com/
HP(ひたちおおみや放送局Keydecke)
https://keydecke.jp/
坂本 裕二さん 【県央エリア担当】
元城里町地域おこし協力隊、現在も城里町に在住。
協力隊としては、お茶や茅葺の古民家など町内の資源を活用するプロジェクトや様々な学校との連携事業などを担当。
また、町内に廃校を利用したクラブハウスがある水戸ホーリーホックと連携した活動を行い、初のパブリックビューイングやJリーグを巻き込み、地域住民とのワークショップなども開催しました。
現在は、水戸ホーリーホックのホームタウン担当としての仕事を中心に、デザインの専門学校でのゼミ講師、水戸と城里町の2物件での民泊事業をしています。
茨城県の移住事業に事務局側で携わった経験などから、地域おこし協力隊をキャリアとしてどう捉えるかや、協力隊活動や卒業後についての壁打ち相手としてサポートできればと思っているので、ぜひ気軽に相談してください!
荒川 安莉さん【県西エリア担当】
元下妻市地域おこし協力隊(一期生)。
下妻市に定住。任期中に産休育休制度を利用し、現在2児の母。
協力隊在任中は『観光資源を活かした活動』をミッションとし、食と農の魅力発信を行う。またもう一つの柱として、下妻市にある筑波サーキットと市民を繋げる活動をしていました。
筑波サーキットには、茨城県外から年間10万人以上の観客と会員が訪れていることから、サーキット施設を活用して地域PRや特産品の販売を実施。筑波サーキットに来場される方々が、特産品や野菜を通じて地域を知ることで、下妻市内のお店に立ち寄っていただけるきっかけづくりをしました。また、下妻市民にも筑波サーキットを体験していただくイベントを企画し、下妻市と筑波サーキットの橋渡し役となれるよう活動をしていました。その他、まちづくりコミニティにてイベント企画運営も経験。活動期間中には、野菜ソムリエ資格を取得した他、地域コーディネーター養成講座に参加。
現在は筑波サーキットの会員向けふるさと納税の仲介業、野菜ソムリエなど、食と農に関わる活動を個人事業で継続して行っています。
自身のやりたいこと×地域の課題=ヒトモノコトのつなぎて
「やりたいこと」と地域課題を掛け合わせてなにか模索中の方、
お気軽にご相談ください。
伊藤 歩さん【県南エリア担当】
元稲敷市地域おこし協力隊。
家族4人で移住し、退任後も稲敷市で暮らしています。
任期中は「サイクルツーリズムの推進」をミッションとして取り組み、稲敷市サイクリング事業「イナシキライド」を立ち上げ、マップ制作や休憩空間の創出や地域資源を活用したツアーやイベントを実施してきました。現在も霞ヶ浦湖畔のまち稲敷市を拠点に県内の自転車事業に取り組んでいます。また、古民家をリノベーションした施設「シロヘエ」を自身の拠点施設として運営し「場づくり」を目的とした賃貸事業にも取り組んでいます。コロナウイルスの影響で任期を延長し5年間の長きに渡り協力隊をさせていただきました。県南では一番協力隊採用実績の多い稲敷市で5年間、いろんなケースに直面しました。その経験値やノウハウがこれから協力隊に取り組まれる方に活かしていただければ幸いです。「家族で地方に暮らす豊かさ」を実感し、また模索しながらの日々です。お気軽にご相談ください!
稲敷市サイクリング事業「イナシキライド」(稲敷市HPより)
https://www.city.inashiki.lg.jp/page/dir009107.html
協力隊での活動報告(稲敷市HPより)
(令和3年)
https://www.city.inashiki.lg.jp/data/doc/1650500162_doc_281_0.pdf
(令和4年)
https://www.city.inashiki.lg.jp/data/doc/1681464978_doc_281_0.pdf
(令和5年)
https://www.city.inashiki.lg.jp/data/doc/1712299320_doc_281_0.pdf
(令和6年)
https://www.city.inashiki.lg.jp/data/doc/1743554031_doc_281_0.pdf
(動画)
https://www.youtube.com/watch?v=FUTHMceCcAc