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地域おこし協力隊 Cooperation team

地域おこし協力隊とは
「地域おこし協力隊」とは、人口減少や高齢化等の進行が著しい地方において、地域外の人材を積極的に受け入れ、地域協力活動を行ってもらい、その定住・定着を図ることで、意欲ある都市住民のニーズに応えながら、地域力の維持・強化を図っていくことを目的とした制度です。
茨城県内の「地域おこし協力隊」
茨城県では、県内20以上の自治体で、70名を超える地域おこし協力隊員が活動しています。その中の一部の隊員の活動をこちらで紹介します。
稲敷市 伊藤 歩さん
【活動内容】
・自転車ツアーイベントの企画、ガイド
⇒自転車で地域を知るツアーや自転車と他のアクティビティを掛け合わせたツアー(カヤック、釣り etc)の実施。
・稲敷市の自転車 PR 事業
⇒稲敷市自転車 PR タイトル「イナシキライド」のブランディング、ルート開発・マップ制作(紙・WEB)、PR 動画制作、サイクルサポートステーションの整備、レンタサイクルの運用など、市の自転車事業全般を取り扱っている。イナシキライドHP(https://i10aym.wixsite.com/musan)
【協力隊になったきっかけ】
学生時代から自転車で旅をすることが好きでした。仕事の関係で稲敷市を知り、そこでサイクリストたちが沢山いる霞ヶ浦の光景や、りんりんロード周辺の自治体の盛り上がりを感じ、自転車を活用し
たまちづくりに自分も参加してみたいと思いました。稲敷市はこれからいろいろ取り組んでいこうとしており、僕の関われる部分も大きいと感じました。
大子町 石原 颯人さん
【活動内容】
大子町左貫地区の古民家「旧吉成邸」を活用する事業の立ち上げや、これに関連して森林セラピーやワーケーションの支援を行なっております。「旧吉成邸」は現在、レストランを備えた宿泊施設として整備を進めていて、事業化に向け、地域の生産者の方々などとのつながりづくりに努めています。
【協力隊になったきっかけ】
茨城県に来る前には、三重県に4年ほど住んでいたのですが、住んでいた地域の祭りの存続が危ぶまれる騒動になることがありました。その際、悲しく思うと同時に、土地の文化が愛着を生む一つの要素になっていることに気付かされ、そのような地域の文化の保存に役立てる人になれるよう、地域活性に関心を抱きました。前職の関係でひたちなか市に住んでいたところ、大子町の案件を知り、携わってみようと思い至った次第です。
下妻市 鵜飼 成久さん
【活動内容】
・ふるさと納税推進業務
⇒ふるさと納税に関する返礼品の開発や、事業者のサポート、返礼品の撮影などを担当。
・地域情報の発信
⇒WEB サイト「しもつまっぷ」(https://www.shimotsumap.com/)を作成し、飲食店や観光情報など下妻市の魅力を発信。
【協力隊になったきっかけ】
下妻市を選んだ一番の理由は「人」です。着任前に訪れた際に、丁寧に案内してくれた担当職員さんや、初対面にも関わらず気さくに話しかけてくれる地元の方々の優しさに触れ、下妻市に決めました。また、下妻市には美味しいものが多く「食」の魅力を強く感じたことも決め手となりました。お米や、豚肉、梨、メロン、スイカ、白菜など、どれも自分の好きなものばかりで「たくさんの美味しい」を市外の人へ伝えたいと思いました。
八千代町 古谷 裕樹さん
【活動内容】
町内梨農家(JA梨部会)における農業研修。梨農家や梨の生産者組合等の支援を受けて、梨の栽培技術を学び、梨農家として新規就農を目指す。
【協力隊になったきっかけ】
私は、学生時代に果樹栽培や自然環境保全について学び、卒業後は農業法人で果樹栽培を経験しました。その中でいつか自分の畑を持って経営をし、自分が育てた作物で食べてくれる人を笑顔にしたいという思いを強く持ちました。
自分一人で最初から農業を始めるというのはとてもハードルが高く、その土地の名産品を地域の農家さんに直接栽培方法を教えてもらい、自分もその一員となって担っていくということに惹かれ、八千代町の地域おこし協力隊へ応募しました。
潮来市 小林 正英さん
【活動内容】
・潮来の水辺を盛り上げる事業
⇒SUPを活用して水郷潮来の水辺を盛り上げる会社を地域住民の設立、水路を進むSUP体験ツアーを実施中。
・移住・関係人口創出事業
⇒地域おこし協力隊制度、おためし地域おこし協力隊制度、地域おこし協力隊インターン制度を活用して、企画立案、募集設計、伴走支援などをしております(https://www.iju-join.jp/cgi-bin/recruit.php/9/detail/46047)。
・まちづくりの研究
⇒筑波大学大学院でまちづくりの研究をしております。研究テーマは『地域おこしの移住要因』
【協力隊になったきっかけ】
前職である町役場の職員時代に、地域おこし協力隊制度について知りました。その時に、この制度を活用すれば、昔からの目標であった起業に近づくと思い、募集を探していたところ、募集要項に『面倒見の良い職員付き』という一風変わった文言を発見。面白い自治体だなぁそしてここなら自由に活動できそうだと思い、応募することにしました。ちなみに、募集要項のとおり、面倒見の良い職員さんがおり、のびのび活動させていただいております。
「地域おこし協力隊」募集情報
桜川市
- 募集人数
- 1名
- 応募期限
- 令和7年(2025年)4月15日
桜川市は、豊かな自然環境や歴史的な文化財、美味しい特産品に恵まれたまちです。しかし、その魅力が外部に十分に伝わらず、多くの方々にとって「知られざる土地」となっています。観光誘致や地場産業の活性化を進めるうえで、まず「桜川市を知ってもらうこと」が重要な課題です。
近年では、SNSを活用した情報発信が注目されており、地域の魅力を発信するインフルエンサーの役割がますます重要になっています。そこで、「桜川市のローカルインフルエンサー」として地域の魅力を発信していただける方を募集します。
あなたの目線で桜川市の魅力を発掘し、日常の風景や地元の特産品、素敵な地域の人々をSNSを通じて広めていく―――そんな活動を通じて、地域の知名度向上や観光・移住促進に貢献してみませんか?さらに、3年間を通じて「地域密着型インフルエンサー」としてのキャリアを築き、活動終了後も桜川市での活躍を続けられるような仕組みを目指しています。
県北地域
- 募集人数
- 若干名
- 応募期限
- 随時受付(応募状況により受付終了となる場合があります)
茨城県では、県北地域(※)において、首都圏等を中心とした地域外からの新しい視点で、県北地域の
地域資源の活用や地域課題の解決につながるビジネス等を起こし、その成果を地域に広く波及させること
ができる人材を起業型地域おこし協力隊(KENPOKU PROJECT E)(以下「協力隊」という。)として誘致し、
起業による地域経済の発展や雇用の創出に寄与することを目指しています。
※ 県北地域:日立市、常陸太田市、高萩市、北茨城市、常陸大宮市、大子町の6市
茨城県のサポート体制
茨城県では、県内で活動する隊員向けに各段階やニーズに合わせた学びの機会を用意しています。自治体担当職員向けの研修や、隊員OB・OGと連携したサポートなど、受入体制の構築に積極的に取り組んでいます。
隊員向け研修
初任者研修 | |
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概要 | 3年間活動していくうえで必須となる、基礎的な知識やスキルを身に付ける |
対象 | 概ね1年目の隊員(自治体職員) |
日程 | 令和6年6月17日(月) |
場所 | 水戸市民会館(水戸市) |
フィールドワーク+スキルアップ研修① | |
概要 | 卒業後、定住している隊員の元へ視察し、地域との関わりを体感することで、各隊員の学びにつなげる |
対象 | 全隊員 |
日程 | 10月頃で調整中 |
場所 | 県北 |
フィールドワーク+スキルアップ研修② | |
概要 | 卒業後、定住している隊員の元へ視察し、地域との関わりを体感することで、各隊員の学びにつなげる |
対象 | 全隊員 |
日程 | 1月頃で調整中 |
場所 | 県西 |
自治体職員向け研修
基礎編 | |
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概要 | 制度の基本概要について理解を深める |
日程 | 令和6年6月17日(月) |
場所 | オンライン |
担当職員座談会① | |
概要 | 退任後の定住や進路についてのサポートについて理解を深めるそれぞれの自治体の課題解決をサポート |
対象 | 全隊員 |
日程 | 10月頃で調整中 |
場所 | 県北 |
担当職員座談会② | |
概要 | 退任後の定住や進路についてのサポートについて理解を深めるそれぞれの自治体の課題解決をサポート |
対象 | 全隊員 | 日程 | 1月頃で調整中 |
場所 | 県西 |
その他相談対応等
地域おこし協力隊員とOBOG同士のコミュニティ形成(オンライン) | |
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概要 | Slackワークスペースにおいて現役隊員との交流を行うとともに、相談体制を構築 |
現地での交流会の実施(オフライン) | |
概要 | 研修終了後にランチ会+交流会を実施 |
県内の金融機関による創業の支援 | |
概要 | 茨城県と水戸信用金庫及び株式会社日本政策金融公庫水戸支店長は、協定を締結し、県内で活動する協力隊の創業を支援し、協力隊任期終了後の県内定着を促進 【協定に係る詳細について】https://www.pref.ibaraki.jp/kikaku/kikaku/ijyusuishin/iju-2chiiki/kyoutei.html |
いばらき地域おこし協力隊サポーターズ
現役隊員の活動充実や定住促進を図るため、県内協力隊OB ・ OG が中心となり、「いばらき地域おこし協力隊サポーターズ」が設立されました。
サポーターズが中心となって、研修の企画や運営を行っています。自身の活動や任期終了後の働き方・活動の継続方法など、気になることを相談することもできます。
代表
松崎 侑奈 さん 【鹿行エリア担当】
サポーター3年目
元鹿嶋市地域おこし協力隊、一期生の松崎侑奈と申します。一期生であり、3年間1人。そして毎年担当者が変わるという経験をしてきました。そんな中でもとても人に恵まれ、充実した3年間を過ごすことが出来ました。
活動内容は観光系の情報発信・デザイン・その他移住希望者案内や広域連携企画、イベント協力を行っていました。また、地域コーディネーター育成プログラムにも参加していました。
現在は鹿嶋市に定住し、海と関わりながら、コミュニティを大切にした場づくり空間を目指し奮闘中です。お気軽にご相談ください!
twitter
https://twitter.com/kashima_yuna03
HP(コワーキング・コミュニティスペースみちくさ)
https://kashima-michikusa.jp/
副代表
松原 功さん 【県北エリア担当】
サポーター3年目
元・常陸大宮市地域おこし協力隊、現在も常陸大宮市に在住。
協力隊としては、市内の森林を複合的に活用し、林業だけにとらわれない多様な森づくりと6次産業化を目標とした間伐体験等を実施。また、イノシシをはじめとする鳥獣被害対策を考慮した、くくり罠づくり体験等の狩猟関連イベントを開催していました。
現在は、自分がおもしろいと思うもの追求しつつ、地域の縁の下の力持ちでありたいと考えながら活動しています。また、遊びの要素をとりいれつつ、木材・木工品などを取り扱う工房を開いたり、自宅を開放して催し物の開催をしたりしながら茨城の暮らしを楽しんでいます。
木材やイノシシなどの里山資源に対する取組・自然体験系イベントの企画運営・関係性構築(地域・行政・パートナー)などに関する分野でサポートができます。
「やってみたい!」の気持ちや「どう生きていきたいか?」の想いに寄り添えるサポートができればと思っています。
プロフィールサイト
https://bento.me/ko-matsubara
塚田 慎 さん
サポーター3年目。
元・常陸太田市地域おこし協力隊、現在も常陸太田市在住。
協力隊としては、移住・定住促進のため、お試し住居の管理や移住相談を受けていました。
その後は起業し、お試し住居の運営などの移住支援を引き続き行っています。
とはいえ、僕1人では、大したことはできません。協力隊の時も現在も、何度も困難にぶつかってきました。でも、協力しあえる仲間がいるから困難を乗り越えられるし、より良い活動ができる。そして、結果として全員(相手・仲間・自分)の喜びに繋がっていることも。
お互いの経験を活かし合いながら共に困難を乗り越えたり、コクリエイトしたり、学びあったり…etc。皆さんと一緒に苦労や喜びを分かち合っていけたら幸いです。
茨城移住・就職支援|いまぼくらと
https://bokurato.com/
坂本 裕二さん【県央エリア担当】
サポーター2年目
元・城里町地域おこし協力隊、現在も城里町に在住。
協力隊としては、お茶や茅葺の古民家など町内の資源を活用するプロジェクトや様々な学校との連携事業などを担当。
また、町内に廃校を利用したクラブハウスがある水戸ホーリーホックと連携した活動を行い、初のパブリックビューイングやJリーグを巻き込み、地域住民とのワークショップなども開催しました。
現在は、水戸ホーリーホックのホームタウン部兼農業部としての仕事を中心に、デザインの専門学校でのゼミ講師、水戸と城里町の2物件での民泊事業をしています。
茨城県の移住事業に事務局側で携わった経験などから、地域おこし協力隊をキャリアとしてどう捉えるかや、協力隊活動や卒業後についての壁打ち相手としてサポートできればと思っているので、ぜひ気軽に相談してください!
川島 拓 さん
サポーター2年目
協力隊時代には、就農を目指しながら、地域の生産者の方と農産物のPRや販売勉強会の開催、コロナ禍になってからは、農産物のネット販売支援やクラウドファンディングの実施などをしていました。
協力隊の活動中に出会った「田村きのこ園」を事業承継し、肉厚で大きな椎茸を栽培しています。椎茸が取れる10月~5月は直売もやっていますのでぜひ遊びに来てください。
協力隊を経て就農を目指す方、地域の農産物のPRなどに取り組みたい方など、お気軽にご相談ください!
田村きのこ園公式HP
https://tamurakinokoen.jp/
近藤 友香 さん
サポーター1年目
元・城里町地域おこし協力隊の近藤友香(ゆか)と申します。出身は埼玉県、縁もゆかりも全くないどころか名前も知らなかった城里町に2018年に移住しました。
現役時代は、夫の近藤修と共に農業政策課所属の隊員として、牛飼い(黒毛和種繁殖農家)での新規就農を目標に活動。独立の目途が立ったタイミングで協力隊を卒業し、現在も黒毛和種繁殖農家として城里町で暮らしています。
現在、我が家に在籍中のアニマルたちは、母子あわせて約50頭の牛たちと、愛犬くま、愛猫ホル&ジャー。移住前には考えられなかったようなモフモフした日々を過ごしています。
また昨年より個人的に参加しているのがAGRI BATON PROJECTという農業の魅力を伝える食育活動のオンラインコミュニティです。牛飼いを主役にした絵本の製作や食育授業ができる認定資格の立ち上げに携わり、本業とは少し違った稀有な刺激をいただいています。
恥ずかしながら、ちょっと記載できないような大失敗、たくさんしてきました。我が家の失敗エピソードを笑っていただき、同じ轍を踏まないよう皆さんの活動の参考にしていただければと思っています。一体どんなことをやらかしたのか、気になる方はお気軽に連絡ください。地域おこし協力隊制度のよりよい活用をお手伝いできれば幸いです。
城里町地域おこし協力隊HP|現役時代の活動報告
https://shirosato-okoshi.com/report/2756/
AGRI BATON PROJECT
https://www.instagram.com/agribatonproject/
近藤しろさと牧場
https://www.kondo46310farm.com/
Twitter
https://twitter.com/yukais_1983
佐藤 彩希さん
サポーター1年目
北海道札幌市出身。就職を機に茨城で一人暮らしを始める。一度実家に戻り札幌のラジオ局にて勤務するが、「ゆくゆくは茨城で暮らしたい」と漠然と考える中で偶然「地域おこし協力隊」の募集広告を目にする。茨城でも募集しているはずだ!とJOINのホームページにたどり着き、茨城県で募集している地域おこし協力隊を探し、あまり土地への知識がない潮来市への応募を決める。
2018年8月~2021年3月
・小学校での講師経験
ラジオ局での勤務経験を生かし、市内1小学校でラジオ番組作りの講師として従事。週1~2回教壇に立ち、取材手法や番組構成などを児童らと共有した。
完成した番組は、地元住民を集めた発表会で披露。司会進行はすべて児童らに任せた。番組については地元FMコミュニティラジオ局で放送。新聞各社にも取り上げてもらった。
・活動報告紙の発行
月に1度、地域おこし協力隊としての活動を紙面にまとめ、市の広報誌とともに配布した。SNSでの情報発信が届かない市民への広報活動を行うことで、認知度を高めた。
・現在の活動内容
水戸の広告代理店にて雑誌の取材・記事執筆・撮影などを担当。ラジオ局勤務の経験などを生かし積極的に顔を合わせることを常に意識している。協力隊時代に付き合いのあった司会業事務所の方からの声かけなどもあり、司会の仕事も請け負う。
・現役隊員への一言
自分の得意分野ってなんだろう、地域とどうやって交流していけばいいんだろう…そんな些細なお悩みにお答えできればと思います。