住む RESIDENCE
仕事のこと、家族のこと、教育のこと、住まいのこと、街の人との関わりのこと。移住を真剣に考えるほど出てくる、「移住には何が必要なんだろう?」という疑問や悩みがあるはず。
そこで、実際に移住した方々のリアルな声をご紹介。移住と暮らし、空き家活用の体験談を聴きながら、移住を視野に入れている皆様にとって必要な心構えや、茨城に移り住んでから待っている暮らしを想像してみませんか?
file 01
東京都から笠間市にご家族で移住O様ご家族
「笠間に来て、余暇の過ごし方が増えました」と話すO様ご家族。写真は、笠間市岩間地区に新しくできたお店にお出かけしたときの家族写真(左)と、同じく笠間市内の「佐白山ろく公園」に足を運んだときのスナップ(右)だそうです。そんなO様ご家族から、空き家バンク制度を活用した移住と、笠間での暮らしの話について伺いました。
移住のきっかけを教えてください
笠間の雰囲気は、移住前から気に入っていました。かつて訪れた時に感じたほんわかした街の様子が良かったですし、自然が多く空気も美味しい。観光客は来るけど比較的静かな一方、飲食店や若者向けのお店が多いことも魅力的でしたね。
実は、地方に家を持つことに憧れがあり、4年ほど前に「とりあえず見るだけ」という感じで笠間の物件を見に行っていたこともありました。とはいえ、当時は笠間から都内の会社まで毎日通勤するのは難しく、移住はできませんでした。
ですが、コロナ禍前から会社で在宅勤務が認められたことや、コロナ禍による在宅ワーク化をきっかけに、本格的に移住を考えるようになりました。週一回、月一回の出社なら、以前から気になっていた笠間からも十分通勤可能。市内のJR友部駅から特急に乗れば、JR品川駅まで約80分で行けますからね。
そこで移住を決意し、物件探しをスタート。探しているときに、不動産会社から笠間市空家・空地バンク制度を活用することで改修工事などの補助が受けられることも教えてもらいました。
物件探しの条件は、子どもたちの通学のしやすさ、近くに病院があること、買い物に困らないこと。ハザードマップも確認しました。今回購入したのも、それらの条件を満たした場所にある物件で、家の広さや築年数なども、とても良い条件でした。
暮らしてみた感想はいかがですか?
初めての空き家購入でしたが、大変な手続きもなく、スムーズに進めることができたと思います。
ですが快適に住むためには、家自体の手入れも必要だと実感しました。この物件も、空家・空地バンク制度の補助金を活用しながら、床の改修や間取りの変更などを行いました。他にも、国の省エネルギー投資促進に向けた支援補助金を活用して、窓を二重サッシに取り替えました。
購入後に手間やコストかかるということは、実際に家を購入してから改めて気づいたことですね。ですが、家をきちんと整えた甲斐あって、家族にとって住みやすい住まいになりました。
住み始めてから地域の人たちとも関わるようになり、笠間の人や街の温かさを一層感じています。町内会やご近所付き合いには、はじめは少し戸惑いました。でも、引っ越したときは一緒に町内への挨拶を回ってくださったり、他にもいろいろ助けていただき、今では皆さんといい距離感でご近所付き合いができています。
それに笠間には飲食店が多いので、コロナ禍で遠出ができず、家での食事に飽きてしまったときでも色々な食事を楽しめます。夫婦2人で在宅ワークをしているので、昼休憩を使ってフレンチを食べに行くこともありますよ。
笠間に来て、余暇の過ごし方は増えましたね。この街のゆったりした雰囲気も気に入っています。